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「RSFI MAIKA」団体名の由来

セクト(カルト)対策先進国のフランスには「UN ADFI(Union nationale des Association pour la Défense des Familles et de l'Individu victimes des sectes)「セクトの犠牲者である家族と個人を守る会」という団体があり、破壊的セクトの脱会者や家族への各種支援、また政府および関係機関への情報提供等の公益事業を行っています。

 

私たちは、この「ADFI」をセクト脱会者コミュニティの理想としつつ、「ADFI」のように具体的組織として、かつ対セクトの側面を強くする前に、SNS等を活用しながら、まずは脱会者や家族の心理的孤立を防ぎ、当事者が抱える現実的問題に注力し、日常への復帰に向かって一歩踏み出そうとする人々を支えるセーフティーネットの機能を果たしたいと願って、その理念を込めて「Réseau pour la Soutenir des Familles et de l'Individu victimes des sects」(セクトの犠牲者である家族と個人を支えるネットワーク)としました。

そしてまた、団体の愛称として、「幸福の科学」の脱会者で、かつて脱会者支援の活動を共にしながら、病のため早世してしまった仲間のハンドルネーム「舞華」を冠しました。

 舞華さんは、「幸福の科学」問題について議論する匿名掲示板に、最初は信者の側として登壇しながら、矛盾する教団の現実との狭間で激しく葛藤し、やがて自らの良心に目覚めて脱会に至った人です。

 

彼女が辿った精神的軌跡は、「幸福の科学」大川隆法信仰からの解放を考える上で象徴的な記録です。没個性化されたセクトへの盲信状態から、脱会を経て本来の豊かな人間性が蘇っていく様子は、他の多くの脱会者や関係者に共感と希望を与えるもので、その故人が生前に示した志を再び開花させる道を探って来ました。

「RSFI MAIKA」には、積極的で明快な人権の概念への誇りを基盤にセクト対策を成熟させたフランスと忘れ得ぬ仲間へのオマージュが込められています。

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